- MNPワンストップってなに?
- MNPワンストップのメリットやデメリットは?
- MNPワンストップの手続き方法を知りたい!
MNPワンストップとは、従来よりもかんたんに他社へ乗り換え(MNP)ができるようになった新しい手続き方法です。
乗り換え元の通信会社で「MNP予約番号」の発行が不要になり、乗り換え先だけで全ての手続きが完了します。
MNPワンストップはとても便利なサービスですが、現時点ではオンラインショップのみ対応しています。ショップや家電量販店などの店頭では手続きができません。
この記事ではMNPワンストップのメリットやデメリットをわかりやすく解説します。
また実際にMNPワンストップを利用した人の評判も紹介していますので、乗り換え手続きを簡単にしたい人は、ぜひ参考にしてください。
MNPワンストップとは
MNPワンストップは、2023年5月から始まった新しいMNPの手続き方法です。
従来のMNPでは、以下のように2つの手順が必要でした。
- のりかえ元の通信会社に「MNP予約番号」を発行してもらう
- 予約番号を利用して、のりかえ先でMNP手続きをする
MNPワンストップは①の「MNP予約番号の発行」をなくして、②の「のりかえ先でのMNP手続き」だけで完了します。
MNPワンストップを使うと手間が少なくなって、手続きにかかる時間がグッと短縮できますよ。
ただし、現時点ではMNPワンストップは利用できる会社が限られていたり、オンライン専用だったりと、メリットよりもデメリットの方が大きいです。
MNPワンストップがどのような人に向いているのか、理解したうえで利用するようにしましょう。
- MNPや解約の費用や注意することを理解している
- ショップや家電量販店などのキャンペーンを利用しない
- 格安シムを長年使っているなど、オンラインでの申し込みに慣れている
- 利用中の通信会社のアカウントやパスワードを、ちゃんと管理できている
オンラインでのMNP手続きにあまり慣れていなかったり、ショップや家電量販店のキャンペーンを利用してMNPをしたい場合は、従来のMNP手続きを利用しましょう。
MNPワンストップのメリット
MNPワンストップを利用するメリットは、以下の3つです。
- 予約番号の有効期限を気にしなくていい
- MNPにかかる時間と手間が少なくなる
- MNP手続きのハードルが下がる
1つずつ解説していきますね。
予約番号の有効期限を気にしなくていい
MNPワンストップでは、MNP予約番号を発行しません。
従来の手続きで必要な予約番号には15日間の有効期限があり、期限が切れてしまった場合は再度発行し直す必要がありました。
その点、MNPワンストップならそもそも予約番号を発行しないので、有効期限も気にすることもありません。
また電話で予約番号を聞き間違えたり、うっかり忘れてしまって慌てることもなくなりますよ。
MNPにかかる時間と手間が少なくなる
MNPワンストップなら、のりかえるための手間や工程も少なくなります。
MNP手続きのハードルが下がる
MNPワンストップを利用すると、手間がかかって面倒だったMNPがかんたんになり、手続きのハードルが下がります。
予約番号を発行するときの、とってもながい説明や強引な引き止めもなくなります。
あまり勧誘を受けたくない人には、嬉しいですね。
また手続きができるのもオンラインだけなので、ショップや家電量販店で不要なオプションなどの営業をされることもありませんよ。
MNPワンストップのデメリット
MNPワンストップのデメリットや、利用するときの注意点を解説します。
デメリットと注意点は以下の2つです。
- オンラインのみ対応で店頭では契約不可
- 対応キャリアが限定されている
1つずつ解説していきます。
オンラインのみ対応で店頭では契約不可
MNPワンストップは、現時点ではオンラインでしか申し込みできません。
キャリアのショップや家電量販店など、店頭では利用不可です。
店頭のキャンペーンを利用してMNPをしたい場合は、従来の手順どおり、のりかえ元で予約番号を発行して、のりかえ先で手続きをする必要があります。
時期によりますが、スマホ本体の値引きのキャンペーンなどは店頭の方が多かったりします。
その場合は予約番号を発行しましょう。
時期は未定ですが、店頭でもMNPワンストップが利用できる予定です。
対応キャリアが限定されている
MNPワンストップは、利用できるキャリア(通信会社)が限定されています。
⇒MNPワンストップ対応の通信会社をチェックする
MNPワンストップの手順
ここからはMNPワンストップを利用した移転の手順を解説します。
手順はのりかえ先の通信会社によって異なります。
この記事ではオンラインでの申し込みが多い「ahamo」と「楽天最強プラン」で手順を解説します。
他の通信会社でも手続きの流れは同じですので、参考にしてみてくださいね。
ahamoに移転する手順
楽天最強プランに移転する手順
MNPワンストップを利用できる通信会社
MNPワンストップは、今の時点ではすべての通信会社で利用できるわけではありません。
ここではMNPワンストップを利用できる通信会社をまとめています。
大手通信キャリア
MNPワンストップを利用できる大手キャリア(通信会社)は、以下のとおりです。
- NTT docomo(ahamo含む)
- au
- UQ mobile
- povo
- SoftBank
- Y!mobile
- LINEMO(ラインモ)
- 楽天モバイル(楽天最強プラン)
MVNO(格安シム)
MNPワンストップを利用できるMVNO・格安シムは以下のとおりです。
- 日本通信
- mineo(マイネオ)
- LINEモバイル
- 楽天モバイル(MVNO)
MNPワンストップ利用者の評判・口コミ
MNPワンストップ楽だった。
— Macgregor (@_Macgregor_rua) July 12, 2023
MNPワンストップ方式は日本通信simで使った。簡単だったよw
— いね@おっさん1956 (@ine_ossan_1956) July 3, 2023
UQモバイルさようなら。楽天モバイルこんにちは。
— hiro@ TOU4年生 (@hirocuriosity) June 29, 2023
mnpとかかったるいなあと思っていたが、最近ではmnpワンストップなるシステムがあり以前よりスムーズに乗り換えできた。
とは言いつつ、やっぱりまだまだめんどくさいよ。あー疲れた。
MNPワンストップのよくある質問
MNPワンストップについての、よくある質問にお答えします。
- MNPワンストップと通常のMNPの違いは?
-
MNPワンストップは、従来のMNP手続きでは必要だった、予約番号の発行が不要です。
のりかえ元の通信会社に予約番号発行の申請が必要ないので手間が省け、手続きの時間も短くなります。
- どこの通信会社でもMNPワンストップは使える?
-
現時点でMNPワンストップを利用できるのは、大手通信会社と一部のMVNO(格安シム)のみです。
⇒ MNPワンストップを利用できる通信会社をチェックする
- MNPワンストップ対応のMVNO(格安シム)は?
- MNPワンストップの手順は?
- MNPワンストップはショップや家電量販店でもできる?
まとめ
MNPワンストップをおさらいしますね。
- MNPワンストップはMNP予約番号を発行しなくていい
- MNPワンストップを利用すれば移転先の手続きだけでのりかえが完結する
またMNPワンストップには以下のようなデメリットや注意することがあります。
- 現時点ではオンラインのみ対応で店頭では受付不可
- すべての通信会社がMNPワンストップに対応しているわけではない
- 手続き中に移転元の通信会社で本人確認が必要
MNPワンストップは従来のMNP手続きよりも手間が少なく、かかる時間も短縮できます。
ただし結局のりかえ元の通信会社で本人確認をしないといけなかったり、オンラインでしか手続きができないなど、正直まだ使い勝手は良くありません。
特に店頭のキャンペーンを受けることができないのがもっとも大きなデメリットです。
MNPワンストップは、格安シムを長年利用してきた人など、上級者むけの手続きです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。